ワーキンググループ

調達活用ワーキンググループ

2012年6月14日 公表

【ソフト調達に関するパートナー評価成熟度フレームワーク


1.パートナー評価(成熟度モデル)の活用について

 ソフト調達における調達マーケットが大きく変化するなか、発注側企業として、受注側であるパートナーとのグリップ力強化、案件集約による戦略的な関係の構築、拡大に注力している。一方、受注側企業は自社の得意分野の強化を図りつつ、発注側企業との連携により、新たな市場の開拓を模索している。
 企業間のソフト調達においては、各社の基準に従って、取引の可否や取引の継続に関する判断を実施している。しかしながら、パートナーとの戦略的な関係構築においては、より一層踏み込んだパートナー評価が必須であり、また、受注企業においても、発注側企業がどのように自社を評価しているかを理解することが、発注側企業とのより良い関係を構築する上でも非常に有効である。
 ITスキル研究フォーラム調達活用ワーキングにおいて、発注企業がどのように受注企業を評価すべきかを議論し、3つの視点(提案力、開発力、企業力)およびそれらより総合力を評価するフレームワーク、評価を円滑に実施するためのワークシートを作成した。
 これらを活用し、各パートナーを同一の基準にて評価するとともに、パートナーの育成方針策定の材料とすることができる。また、パートナーとの評価結果の共有により、パートナーと共に成長するスキームの構築を期待するものである。

2.パートナー評価(成熟度モデル)の概要

【フレームワークの構成】
 パートナー企業の提案力、開発力および企業力(以下評価項目)の評価を行うとともに、それらより対象企業の総合評価を行う。各評価項目の評価は、評価項目ごとに定義された複数の成熟度項目の成熟度(ステージ)判定を基に決定する。

【総合評価】
 評価対象パートナーの提案力、開発力および企業力のステージより総合力を評価する。5段階評価とし、1:初歩的、3:標準(安心して任せられる)、5:トップレベル(先進的)とする。
 総合評価は、提案力、開発力、企業力のステージ判定結果により算定するものとし、各評価項目に重み付けを設けて算定する。重み付け(比率)は、各発注企業のパートナーへの期待内容に応じて変動するが、本モデルにおいては、「表−1 総合評価における重み付け」を標準とする。

【評価項目】
 パートナー企業の総合力のほか、提案力、開発力、企業力それぞれの評価を行うことにより、単なる企業の格付けへの活用に留まらず、パートナーへの指導・育成、パートナー企業の成長戦略への活用を可能とする。評価項目は、それぞれに定義されている成熟度項目の成熟度(ステージ)判定より評価する。ステージの考え方を「表−3評価項目ステージの考え方」に示す。

【成熟度項目】
 評価項目の評価点を算出するための項目で、評価項目ごとに5つの成熟度項目が定義されている。項目ごとに対象パートナーの成熟度を5段階のステージで判定する。ステージの考え方を「表−5成熟度項目ステージの考え方」に示す。

【チェック項目】
 各成熟度項目のステージを客観的に判定するために、具体的なチェック項目が定義されている。チェック項目を、各成熟度項目ごとに3つの判定要素(視点)で設定している。


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