人材育成コラム

リレーコラム

2014/03/18 (第49回)

英語力アップの秘策

ITスキル研究フォーラム 理事
アイテック 顧問

福嶋 義弘

 昨年来、TOEFL(Test of English as a Foreign Language)を大学の入試試験に英語運用能力の判定材料に用いることを検討し、すでに導入を発表した 大学も出てきている。TOEFLは英語圏の出身者のみを対象としており、英語圏の高等教育機関が入学希望者の外国語としての英語力を判定する際に用いる。 英語圏の大学へ留学・研究を希望する者を主な対象とした英語能力を測定するテストであり、英語による高等教育に適う能力の判定が目的である。

 一方、TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語を母語としない人を対象とした、英語によるコミュニケーション能力を検定 するための試験である。日本では雇用や人事評価の際にスコアを用いる例がある。その他、日本には英検が存在する。

 グローバル社会への対応が叫ばれる中、ますます英語力の向上が求められるわけである。テレビやラジオのコマーシャルでも英語上達の商品の紹介が非常に多 い。しかし、最近ではインターネットを使った無料の教材が沢山ある。「TED」「itTunesU」などである。もちろん、「YouTube」も語学向上に 活用できる。

 また、最近注目を浴びているのは「IT Leaders」の特集に取り上げられた「MOOC(Massive Open Online Course)」である。世界の名門大学の 人気講義を無料又は格安で受講できる、大規模な最先端オンライン教育である。まさに教育のパラダイムシフトが進行している。

 英語力アップの教材に戻ろう。本コラムでは「TED」を薦める。もちろん無料である。TEDとは、米国のカリフォルニア州ロングビーチで年一回、大規模 な講演会を主催するグループの名称である。以前上映されたテディベア・テッドの映画ではない。TEDが主催している講演会をTED Conferenceと言い、学術、 エンターテイメントメント・デザインなど、様々な分野の著名人がプレゼンテーションを行っている。SteveJobsやBillGatesなど、プレゼン テーションは1600を超える。プレゼンテーションの一部は「スーパープレゼンテーション」(毎週月曜日夜11:00〜11:25 NHK Eテレ)で放映されている。

 このサイトで注目することは、世界中の有志の翻訳プロジェクトに支えられ字幕が作られていることである。全Talksは翻訳されているわけではないが、 プレゼンテーションを聴講しながら字幕で確認できる。ネイティブな英語に耳を慣らすには最適である。

 このように、英語力アップの教材は手軽に、無料もしくは安価で手に入るようになった。最後はそのチャンスを各自がどう活かせるかである。

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